冷たい空気に包まれる2月、東京都中央区にある貨幣博物館を訪れました。
JR東京駅から徒歩約10分、地下鉄銀座線・半蔵門線「三越前駅」からもすぐの場所にあり、公共交通機関で訪れやすい施設です。建物のすぐ隣には日本銀行があり、街並みからも「お金」と深く関わる場所であることが感じられます。普段の生活の中で何気なく使っている「お金」が、どのように生まれ、どのように受け継がれてきたのか。展示を通して、日本のお金の歩みを親子で一緒にたどる体験が始まります。
今回参加したのは、ウタくん親子とチハルくん親子の2組になります。
展示場は2階にあり、エスカレーターまたは階段を使って上がります。
2階に到着して最初に目に入るのは、1億円の札束を持ち上げることができる体験コーナー。実物と同じ大きさ、同じ重さで再現された札束を前に、思わず手を伸ばし、その重さを確かめていました。
その後、今回展示場を案内してくださる学芸員さんに、参加した親子みんなでご挨拶。
説明を聞きながら、展示を順に見て回ります。展示は「古代ゾーン」「中世ゾーン」「近世ゾーン」「近代ゾーン」の4つに分かれており、日本のお金の歩みを時代ごとに知ることができます。
古代ゾーン
ここでは、今の硬貨や紙幣とは違った形や素材のお金が展示されています。「どうしてこの形なのか?」「どうやって作っていたのか?」など、学芸員さんから丁寧に説明をしていただけました。
普段目にすることのないお金の展示に、自然と足を止める場面も見られました。
中世ゾーン
こちらでは、中国などから渡ってきたお金が日本で使われ、その形や仕組みを参考にして作られていたことを学ぶことができました。お金の展示以外に、体験コーナーでお金を運ぶゲームがあり、ウタくんとチハルくんそれぞれ順番に体験をしていました。また、お金の模様を押すスタンプ体験や、当時のお金を再現した「銭さし一貫文」の重さを体験し、「おもたいけど、僕は持てるよ」と、二人とも頑張って持ち上げていました。
近世ゾーン
近世ゾーンでは、大判・小判やお札が登場し、お金の形が現在に近づいていきます。千両箱の重さを体験できる展示では、ウタくんチハルくんが協力して持ち上げようとするも「おもたー!持ち上がらない、大人でやってみて!」と、親御さん二人でやっと持ち上がるほどの重たさでした。大判や小判には時代によって色々な大きさや紋様があり、家紋の様な判も押されていました。学芸員さんの説明で、それが偽造対策だったと知るとみんなで驚いたものです。
近代ゾーン
近代ゾーンでは、現代のお札に使われている印刷技術や、偽造対策のための工夫について学ぶことができます。細かい模様や加工を特殊な機械で見ることができます。肉眼では見えない大きさで「NIPPON GINKO」と印字されていたり角度を変えると肖像画が変化するなど驚きの連続です。一般的な透かしだけではなく、世界初の3Dホログラムや進化した高精細すき入れなど最新技術が用いられている事を知りました。ほかにも歴代のお札が展示されている場所があり、そこで学芸員さんから「お札に描かれている動物さんがいるから探してみよう」の声でウタくんチハルくんが一斉に探し始めたりしていました。
展示をすべて見終え、出口に向かうと、記念撮影ができる屏風が設置されています。ここで参加した親子全員で記念写真を撮影し、体験の締めくくりとなりました。最後に立ち寄ったミュージアムショップでは、展示を思い出しながら、それぞれが気に入った品を選んでいました。
今回の貨幣博物館での体験を通して、ウタくん親子とチハルくん親子は、普段何気なく使っている「お金」が、長い時間をかけて形や役割を変えながら受け継がれてきたことを知りました。実際に見て、持って、確かめる展示の数々は、5歳の子供達にとっても「お金って何だろう」と考えるきっかけになってくれたのではと思います。
ぜひ、皆さまも一度訪れてみてください。
ウタくん、今日はどうでしたか?
昔のお金は今のと違って面白かったけど、ちょっと僕には難しかったなー。
でもお金運ぶゲームはすごく楽しかった!
ママ達のほうがじっくり見てたから大人になったらまた行ってみたい。
ウタくんのお母さん、今日はどうでしたか?
和同開珎が最古のお金だという程度の知識で訪問したのですが、それすら『新説』があることを知って序盤から驚きの連続でした。普段何気なく使っているお金にも、多くの歴史を経て今の形があるのだと改めて知ることができ、とても勉強になりました。
施設内は綺麗でバリアフリー化されておりベビーカーでも回りやすかったです。
チハルくん、今日はどうでしたか?
いろいろなお金を見ることができて、とても楽しかった。虫眼鏡で見るのが楽しくて、ゲームも楽しかった。
チハルくんのお父さん、今日はどうでしたか?
チハルにはまだ少し難しいかと思っていましたが、学芸員の方が子供向けにわかりやすく説明してくださったおかげで、飽きることなく最後まで見学することができました。特に新札についての解説は、私自身も知らないことばかりで、大変興味深かったです。帰宅後は、学校の都合で来られなかった長男にも教えてあげようと思います。
※通常の展示解説は毎週火曜日と木曜日13:30~(職員による大人向け解説のみとなります)
夏休みには小学校低学年向けのこども向け展示解説「お金タイムトラベルツアー」を実施しています。
夏休み前にホームページをチェック!
https://www.imes.boj.or.jp/cm/learn/natsuyasumi/
「貨幣博物館」の詳細はホームページをご確認ください。






