冬の澄んだ空気が広がる高尾山エリアは、静かな自然と落ち着いた雰囲気に包まれ、親子での外出にも適した季節を迎えています。
そうした中、京王線「高尾山口駅」から徒歩1分とアクセスしやすい場所に位置する「高尾山トリックアート美術館」を訪れました。同駅は2015年に改築され、木材を活かした温かみのある空間へと生まれ変わり、登山や観光に訪れる人たちを出迎えてくれます。
今回参加するご家族は、セイラちゃん親子と、サーくん、リッちゃん親子の二組になります。よろしくお願いします。
エジプト迷路
入館後最初に体験したのが、古代エジプトをモチーフとした迷路型展示。
先ずは美術館のスタッフさんによる美術館の楽しみ方を教わります。みんな真面目に聞いていますね。
セイラちゃんは、少し恥ずかしそうな様子を見せていましたが、壁画の視覚効果に気づくとお母さんとじっくり進みながら観察していました。サーくん、リッちゃんとママは、サーくんが興味深そうに通路を進み、ママの呼びかけに応じながら展示の仕掛けを確かめています。リッちゃんはママと手をつなぎながら周囲を眺め、時折床を眺めては何かを拾おうとしていますが・・・トリックの千円札の絵でした。
ファラオの自然公園
ここは、動物や自然をテーマに立体視の仕掛けが施されたエリア。
年齢に応じたそれぞれの観察の仕方が見られました。セイラちゃんは、お母さんと一緒に遠近法を活かした作品を、近づいたり離れたりしながら確かめるなど、自ら視点を変えて試していました。サーくん、リッちゃんは、ライオンなど猛獣が出てきて怖いのか、トリックを試してくれません。ママが見本を見せてくれています。ここでは、何かが木に隠れているみたい、探してみよう。
だまし絵展示室
平面作品を中心とした「だまし絵展示室」では、光や角度によって印象が変わる作品が展示されています。
セイラちゃんは、作品に対し距離を変えながら観察し、お母さんの説明と合わせて視覚表現の違いを確かめていました。サーくん、リッちゃんは、ママが指差す方向に視線を送り、絵の見え方が変化する作品に驚いた表情を見せていました。そんな展示作品中、特に飛び出す万華鏡が気に入ったのかずっと見ていました。
オリジナル作品館
オリジナルの大型作品が並ぶエリアでは、迫力ある構図や人物表現が特徴的でした。
この頃には慣れてきたのか、セイラちゃんも、サーくん、リッちゃんも、積極的に体験できるものへ触れて記念撮影なども行っていました。ただ、いくつか迫力満点な作品があり、最初にリッちゃんが一人で歩けなくなり、次にサーくんがキングコングの所から先には行きたがらなくなってしまいました。ちょっとだけ怖かったね。
全部を回り終えると最初の受付に戻ってきます。受付前にはお土産コーナーもありました。
そこから入館時に貰っていたコインを持ってオープンカフェテラスへ。撮影当日は天気も良く、暖かい日差しが射し込んで気持ちが良かったです。もちろん、外にもトリックアートがありました。
美術館と言うと少し敷居が高く感じますが、このトリックアート美術館では、迷路ありクイズあり、自身で実際にトリックを実践したり、通常の美術館では出来ない直接作品に触れる体験など、小さなお子様でも安心して楽しめる内容となっていました。立地においても、冬の高尾山という落ち着いた環境と、駅からも近いというのは、お子様連れの親子にはもってこいではないでしょうか。是非、皆さまも一度訪れてみてください。
セイラちゃん、今日はどうでしたか?
全てが感動だった!
美術館に入る前から、「壁を塗り直してる人がいる」と思ったら、その人が絵だったのでビックリ!そして入った瞬間、千円札が落ちてると思ったら、それも絵だった(笑)
他にもたくさん騙されて、あっという間の2時間でした!
建物もすごくて、宇宙、エジプト、自然公園と、その時その時いろいろな場所に本当にいるようで1日楽しめると思います。
ありがとうございました!
セイラちゃんのお母さん、今日はどうでしたか?
どれも楽しかったけど、絵が本物に見えるのがビックリ!
遠近法で人の背の高さは同じなのに、手前の人と奥にいる人では背の高さが全然違ってみえでビックリでした。縦線が並んでいる絵は、離れて良く見ると「マリリンモンロー」が描かれていました。セイラは、マリリンモンローを知らなくてジェネレーションギャップを感じたのも面白かったです。
ファラオの自然公園では、本当に動物に触れているように見えました。子供と写真を沢山撮れたのもすごく嬉しかったです。
サーくん、リッちゃん、今日はどうでしたか?
サーくん:万華鏡が綺麗だった。写真をたくさん撮れて楽しかった。
リッちゃん:ジュースが美味しかった。楽しかったけどゴリラがちょっと怖かった。
サーくん・リッちゃんママ、今日はどうでしたか?
1歳、4歳で楽しめるか不安でしたが、小さな子供でも楽しめるものから、大人が楽しめるものまで幅広く、時間があっという間でした!
娘は中に入ってすぐ、床に描かれている落ち葉を本物と勘違いして拾おうとしたり、気になるアートをどんどん触って体感していました。美術館と言っても、動き回ったり触ったりがOKなので安心して見守ることができました。
息子は持ってきたカメラで気になるものを自分で撮影したり、床に描かれたアートを理解して「落ちないように進んでみる!」など様々な楽しみ方でアートを体感することができました。
ありがとうございました。
「高尾山トリックアート美術館」の詳細はホームページをご確認ください。






