東京都八王子市にある高尾山は、美しい自然を豊富な登山道で楽しめ、グルメや薬王院などの見どころもたくさん。
登山口のすぐそばまで電車が通っていて都心からのアクセスも良く、ケーブルカーやリフトで山腹まで気軽に登れるため、日本屈指の観光地となっています。
ところで、「世界一登山客が多いとも言われている山」はどの山かご存じですか?実は「高尾山」がその山にあたります。
高さは599mと決して高くない山が、何故世界一登山客が多いとも言われている山なのか・・・
高尾山と言えば登山をイメージする方も多いかと思いますが、今回はその魅力を体験しに「高尾599ミュージアム」にお邪魔してきました。
「高尾599ミュージアム」は、高尾山の麓にある「高尾山の新たな魅力を発信する施設」です。
今回の体験者は、9歳の杏(あん)ちゃんとお父さん、お母さんです。
高尾山が誇る豊かな生態系をプロジェクションマッピングで体験
高尾599ミュージアムに入ると、白で統一された異空間が広がります。
その中で、一段と目立つ壁面には、高尾山の自然の象徴「ブナ」がモニュメントとして設置され、そのまわりには高尾山に棲む動物たちが展示されています。
壁面が指定時間になると、四季折々の生態をダイナミックに体験できるプロジェクションマッピングがスタート。
プロジェクションマッピング初体験の杏ちゃんは、始まる前からドキドキワクワク。周りの子供たちも着席しスタートを待ちわびていました。
約8分間のプロジェクションマッピングは、高尾山の魅力が凝縮されたアートパフォーマンスで、大人から子供まで楽しめるコンテンツになっています。
プロジェクションマッピングを体験した杏ちゃんは、「すごい映像だったね」と、とても楽しんだ様子でした。
たくさんの木の実に大興奮!
続いて訪れたのは、16の展示台からなるNATURE COLLECTION
ここでは沢山の木の実が敷き詰められた展示があり、実際に触って体感することができます。
木の実をかき分けると名前がわかる仕組みで、杏ちゃんは、こんなに沢山の木の実を見ること触ることが初めてで無我夢中で、かき分けたり、両手一杯に持ってお母さんに見てもらうなど楽しんだ様子でした。
違う展示コーナーに行っても、一人で木の実のコーナーに戻ってずっと笑顔で木の実を触っていました。
大人も興味深々の昆虫コーナー
他にも、昆虫標本が展示されているコーナーでは、お母さん、お父さんの方が興味深々で昆虫たちを観察し、杏ちゃんも今まで見たことない昆虫を指差してお母さんに聞いたりと高尾山に棲む昆虫の生態を自然と学んでいました。
高尾山の豊かな生態系を体感!
最後にもう一度、壁面のスペースに移動。
上映中には近くで見られなかった壁面の動物のはく製などを観察。
お母さんがスマホで杏ちゃんの興味がある動物を調べて一匹一匹じっくりと観察し、高尾山の豊かな生態系を体感しました。
世界一登山客が多いとも言われている山・・・高尾山。11月~12月上旬のこの時期は紅葉染まる高尾山は登山客で溢れています。
その中で、高尾山に棲む豊かな生態系に触れ、体感することが出来る「高尾599ミュージアム」は、紅葉とはまた違った、新しい高尾山の魅力の発見や、未来の高尾山をみんなで考える施設として地域と一緒に高尾山への愛を育んでいます。また、高尾山の起伏を再現した小さな遊びの山もあり、まだ山に登るには早い子供たちも、気軽に高尾山に触れることができます。
是非、一度登山の前に、「高尾599ミュージアム」に訪れてみてはいかがでしょうか?
杏ちゃん、今日はどうでしたか?
プロジェクションマッピングが楽しかった!木の実もいっぱい触っておもしろかった!
お母さん、今日はどうでしたか?
大人も楽しめるミュージアムで、時間を忘れて楽しんでいました。
リアルな生態系も体感できて子供の成長にもつながると思います。
お父さん、今日はどうでしたか?
高尾山に来る機会がなかったので、とても楽しめました。生態系も学べたのでこの後登山してきます。
「高尾599ミュージアム」の詳細はホームページをご確認ください。