戻る

親子でスマイル!
体験レポート

2021/12/28

体験施設

12月 楽しみながら科学を学ぼう!~みなと科学館で親子体験~

「科学」って聞くと、ちょっと難しく感じてしまうお子さんもいるのでは? そこで、今回のコラムでは、楽しみながら学べる科学館をご紹介します。


2020年6月、港区虎ノ門に「港区立みなと科学館」がオープン。小学1年のここなちゃんとお母さんに、仕掛けがいっぱいの科学館を見学、体験してもらいました。

「港区立みなと科学館」の入り口です。ワクワクしてきました!


まずは1階の常設展示コーナーへ。
「“まちに息づく科学”の発見と探求」をテーマとして、「まち」「しぜん」「わたし」「うみ」の4つのエリアにわかれています。


さっそく「まち」のエリアを体験。
まずは「クレーンで持ち上げろ」に挑戦です。15kgのおもりを吊り下げた、色違いのロープが3種類あり、おもりの重さは同じですが、それぞれ滑車の数やつなぎ方が違います。


「あれ?滑車が多い方が軽く引っ張れる!なんでだろう〜?」
まちの工事現場で見かけるクレーンにも、いろんな工夫がされているようですね。


続いて「発電チャレンジ」を試します。
用意された装置は、手回しレバーを動かして発電し、蓄電をするというもの。たまった電気によって投光器から光が放たれます。その先には窓ふき作業のミニチュアがあり、ソーラーパネルがついているようです。

「いっぱい回して、たくさん電気をためてから光を当てたら、窓拭きのミニチュアが上に上がったの!」とここなちゃん。


ソーラーパネルが光からエネルギーを生み出して、ミニチュアが動いたんですね。人の力→電気→光→動力という、エネルギーの伝わり方も理解できたようです。


次は「しぜん」のエリアへ。
「いきもの拡大スコープ」では、肉眼では見えないくらい小さなプランクトンや昆虫の羽根といった生きものの拡大画像を、大きなモニターで見ることができます。拡大する顕微鏡のピントは自動で調整。倍率の調節は手元のレバーでできます。

ちょっとぼやけていた画像が自動で調整されて、はっきり見ることができました。
ここなちゃんも、「プランクトンって、こんな不思議な姿なんだね。」と驚いた様子です。


そして「しぜん」エリアでは、大きなスクリーンを使ってゲーム感覚で学べる「いきものパレット」が人気。スクリーンに手をかざして、虫や鳥を捕まえて遊びます。生きものは、あきる野市にある「みなと区民の森」に生息しているそう。

生きものを捕まえると、その説明と点数が出る仕様になっているようです。ここなちゃんも、合計点のランキングで自分の順位を確認しますが、あまり上位ではなく悔しそうにしていました。
体を動かしながら、東京にも生息する生物のことを知ることができましたね。


2階には、大人気の「プラネタリウムホール」があります。
最新鋭の装置によるプラネタリウムには、リアルな映像とともに800万個を超える星々の輝きが。大迫力の星空が広がっています。

写真提供:港区立みなと科学館


ここなちゃん、どうだった?

プラネタリウムの星は本物みたい!知らない星もいっぱいあるんだなっておもったよ。星だけじゃなくて、はじめて見たオーロラもとってもきれい。太陽のおかげでオーロラができるなんて、不思議!
最初に(1階の常設展示で)やったことも、またやってみたいと思えるものばかり。おうちで材料を集めてつくってみたいものもあったよ。それを学校のお友だちや先生の前で発表したいな。


お母さんはいかがでしたか?

大人の私も子供と一緒に楽しめました。小学1年生にはまだ早い内容かな、と思っていましたが、体を動かして、遊びながら科学に触れられたと思います。体験したことは、大人になるまで覚えておきたいとも。プラネタリウムを見た後は、早く学校の授業で星のことを勉強したいと言っていました。



実は、学校の授業ではあまり理科が得意ではないここなちゃん。親子で科学を体験したことで科学への興味が増したようです。

思う存分楽しみながら、身近な科学との出合いを実感することができるのが科学館の魅力かもしれません。休日のひととき、親子で新しい発見をしてはいかかがでしょうか。


施設からのコメント

みなと科学館は、子どもから大人まで楽しみながら身近な科学と触れ合える施設で、特に休日は多くのご家族連れで賑わっています。区民に限らずどなたでも入場可能です。
常設展示コーナーは、体験展示を通してゲーム感覚で「まちに息づく科学」に親しんでいただけます。最新鋭の設備を備えたプラネタリウムは、解説員の生解説とともに美しい星空と迫力ある映像を日々お届けしています。
館内への入場は無料。常設展示やプラネタリウムに加え、季節ごとの企画展や様々なイベントを通して、楽しく学べる体験の場をご用意しています。
科学に親しむきっかけを見つけにいらっしゃいませんか?皆さまのご来館をお待ちしています。


港区立みなと科学館
https://minato-kagaku.tokyo/