朝晩は涼しくなり、秋の風を感じられる様になってきましたね。今回は、子供と楽しむ秋の味覚狩り体験を提案したいと思います。
食欲の秋~土に触れる収穫体験を~
梨や葡萄、りんご、柿、みかんなど様々な味覚狩りのシーズン到来ですね!
実際に果物が木になっている様子を見て、枝からもいで食べる体験は楽しい!美味しい!だけでなく、八百屋やスーパーに並んでいる果物が、どんな形で生育していくのかを知るきっかけとなります。
木になるものもあれば、ツルが伸びて土のすぐ上で大きくなるものもあります。
お野菜もそうです。土の中で成育するもの、土の上、そして茎や枝にぶら下がる様になるものもあります。
幼稚園や保育園でもお芋掘りを体験させて貰える事はあるでしょう。
土に触れ、土の匂いを感じ、土の中に張り巡らせたツルをつたいながらさつまいもを見つけ、掘り起こす!
そんな秋の野菜の収穫を、親子でぜひ体験していただきたいです。
例えば…「落花生堀り」
落花生は地中に育つと言う事をご存知でしたか?
私は枝豆のように地上に成り、ぶら下がっているのだと思い込んでいました。
花が咲き受精して子房ができ、それが地面の中に刺さり大きくなるそうです!不思議ですよね。
実際に畑で、落花生堀りの体験をすれば、自然の面白さを目で見て身体を使って知ることができます!
採りたて、茹でたての落花生はお味も格別です。
もう一つのおすすめ「栗拾い」
モンブランにマロングラッセ、栗きんとんなど、栗を使ったお菓子は大人にも子どもにも人気です。
でも、加工されていない栗や木になっているイガグリを見たり、触れたりした経験は意外と少ないのではないでしょうか?
栗は熟すと自然と地面に落ちるため、枝についているものよりも地面に落ちている栗の方が甘く、食べ頃です。
イガに入った栗を取り出す場合は足で踏んでイガを広げ、トングなどで中の実を取り出すのですが、小さなお子さんには難しくなかなかのインパクトです!
(数年前、祖父と娘と共に栗拾いを体験しました。
長靴を履いた足でイガを広げる感覚や、湿気を帯びた土や枯れ葉の匂い、祖父が取り出してくれた栗を触って喜ぶ娘の姿を思い出します。)
やっとのことで取り出したツヤツヤの栗はそのままでは食べられません。
殻を割ったり、渋皮を剥いて調理する事で、やっと美味しい栗を食べることができます!
やや、ハードルは上がりますが
口にするまでいくつかの行程を経て、親子で苦労したぶん美味しく感じられるでしょうし、「あの時お母さんが栗ご飯を炊いてくれたなぁ…」などとお子さんの心にも残る体験となるはずです。
気持ちの良い秋空の下、味覚狩りをカラダいっぱい味わってみませんか。
【筆者】大川優子
グルメサロン主宰 /メディカルアロマアドバイザー
【参考】
東京都産業労働局 地域資源紹介
https://chiikishigen.tokyo/introduction/details/introduction_147.html
東京都環境局 公益財団法人東京都環境公社 里山へGO!
恵みの森の1日里山体験!
【2019年9月1日実施 / 宇津木緑地保全地域 / 自然観察 / 栗拾い / 薪割り / クラフト体験 / 両引き鋸】
https://www.tokyo-satoyama.metro.tokyo.lg.jp/report/detail?page=0&cId=651