夏といえば、やっぱりアウトドア!
なかでも気の置けない家族や友人たちと火を囲み、お肉や野菜を焼いて一緒に食べるBBQはとても美味しいですし、子供とも手軽に楽しめる夏のレジャーの1つかと思います。
最近では、BBQの道具や食材をわざわざ持参しなくても、レンタルや用意をしてくれる施設があったり、火おこしもしてくれるから後は好きな食材を焼いて食べるだけ♪なんてお店もたくさんあるので、気軽に楽しめるようになりました。
我が家もこの夏BBQをしたのですが、子供は大好きなお肉やシーフードが目の前で焼けていく様子を楽しんだり、おいしそうな匂いに大はしゃぎ!普段は苦手なお野菜も進んで食べてくれたりと、良いことづくめでした。
アウトドアでの開放感も相まって、子供たちのテンションも大盛り上がり間違いなしのBBQですが、安全に楽しむためにはいくつかの注意も必要です。
今回は特に「食材の取り扱い」についてのポイントをお伝えします!
①食品を温かいところに置かないようにしましょう。
特に生のお肉やお魚は、気温や湿度の高いところに置いておくことで食中毒菌が増える原因となります。買った食材は外に出しっぱなしにせず、野菜など他の食材とは分けてチャック付き保存袋などに入れて、クーラーボックスで冷やして保存をしておきましょう。
②手や器具は清潔な状態で調理しましょう。
生肉に触れた手や調理器具には、食中毒菌が潜んでいる恐れがあります。
生肉とそれ以外の野菜などで調理器具を分けて使用するのがベストですが、分けられない場合は、加熱しない食品から先に調理し、その後に加熱食品を扱うようにしましょう。
またお箸も注意が必要です。生肉をつかんだお箸を使ってご飯を食べることがないよう、こちらも分けて使用することが大切です。
③食材はよく加熱して食べましょう。
牛肉や豚肉などの腸内にいる、腸管出血性大腸菌やサルモネラのような病原性の細菌は、加工の過程でお肉や内臓に付着することがあります。また食用のお肉であっても、E型肝炎ウイルスなどの人に害を与えるウイルスや、寄生虫に感染している場合もあります。
特に食肉は、新鮮なものかどうかに関わらず、生や加熱不十分な状態のものは食中毒が発生する危険性があります。
細菌やウイルス、寄生虫は加熱により死滅するため、お子さんやお年寄りなど抵抗力の弱い方がいる場合は特に注意し、よく焼いてから食べるようにしましょう。
④食材は焦がしすぎないようにしましょう。
食材にしっかりと火を通してから食べることは前述の通り非常に大切なことですが、高い温度で長く加熱すると「アクリルアミド」という有害な化学物質が出ることがあります。食材を焼く時はこまめにひっくり返し、焦げすぎる前に食べるようにしましょう。
⑤調理中も子供の動きに目を配りましょう。
食材を焼くことだけに集中していると、子供が鉄板や火を触ろうとしたり、その場から離れて居なくなってしまうことに気付くのが遅れる恐れがあります。
忙しくはなりますが、BBQでは調理を進めながらも、子供が今何をしているのか、どこにいるのか、ということは、常に気にかけ、目を離さないようにしましょう。他の家族や友人が参加している場合は「誰かが見ているから大丈夫だろう」とならないよう、大人同士が常に声をかけあって子供を見守ることも大切です。
⑥BBQを終えた後は火の始末をしっかりし、ゴミの持ち帰り、または指定の場所へ捨てるようにしましょう。
残った食材はもったいないと思っても処分するようにし、食中毒のリスクを避けましょう。
散らかしたままにして周りの方や地球に迷惑をかけたり、火事や食中毒が発生したら
せっかくの楽しい思い出が台無しになってしまいます…
子供達と誰がゴミを1番綺麗に片付けられるか競争するとゲーム気分で楽しくお片付けができますね。
安全に楽しむポイントを押さえながら、子供も大人も笑顔でBBQを楽しめると良いですね♪この夏はBBQで素敵な思い出を作りましょう!
参考
厚生労働省HP お肉はよく焼いて食べよう
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000049964.html
農林水産省HP バーベキューを楽しむ皆様へ
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/bbq.html
【筆者】香月 璃莉
会社員をしながらカワイイものを愛好し、お散歩などを楽しみながらSNSで発信する活動を行っている。2歳の子供のママ。