いよいよ夏本番ですね!どんな夏休みを過ごそうかと、旅行などのレジャーを考えワクワクする反面、この時期に悩まされる虫刺され、エアコンによるからだの冷え、熱帯夜による睡眠不足…など、過ごし方に工夫のいる季節でもあります。
そんな夏を、爽やかに乗り切るためのアロマテラピーをご紹介します。
外遊びやキャンプの必須アイテム
先日、娘が学校行事でキャンプに出掛けました。スプレー式ではない虫よけを持参とのことで、ジェル状の基材※を使用した虫よけ&虫刺されに対応するアイテムを持たせました。
ほんのりと精油の心地よい香りがするジェルは、塗るように指示される前に使いたくなったそうです。ちなみに、娘はキャンプ期間中虫刺されゼロでした!
山荘でダニに刺されて痒がっていたお友達2人にこのアロマジェルを塗ってあげたところ、スーッとして痒みがひいた!と好評だったそうです。
~虫よけ&虫刺されアロマジェルの作り方~
ラベンダー・ユーカリ・ゼラニウム・ティートゥリーなど、お好みの香りの精油を合わせて、12滴を30mlのジェル状の基材に混ぜて、持ち運びしやすいポンプ式容器に入れます。手足を中心に適量を塗布して使用してみてくださいね。
※基材とは、肌に直接付けられない精油を、希釈・乳化し安全に塗布する為の素材をいいます。皮膚に使用する際は、原液では刺激が強いため、希釈して(薄めて)使用することが必要。誤って精油の原液が直接皮膚についた場合は、すぐに清潔な大量の流水で洗います。赤み、刺激、発疹など皮膚に異常がみられた場合は、医師の診察を受けてください。
エアコンによるからだの冷えには…
冷房の効いた部屋や施設などで長時間過ごしていると、意外と手足が冷えていたりするもの。冷たい飲み物によるお腹の冷え(下痢も含む)は、多くの方が実際に経験されているのではないでしょうか?
その対策として、暑い夏でも毎日バスタブに浸かって、しっかり汗をかくのがおすすめです!
~からだの冷えに、アロマバス&フットバスを~
天然塩大さじ2杯にオレンジ・ジュニパー・ローズマリー・カルダモン・ラベンダーなど、お好みの香りの精油を合わせて4,5滴を混ぜたバスソルトを浴槽にいれよくかき混ぜて入浴します。
日中に冷えを感じたり、お風呂に入るタイミングでないときはフットバスで足を温めるのも効果的!(フットバスの場合、バスソルトは半量程度)
ミネラルを多く含む天然塩(ピンクソルトなど)を入れることで、より発汗作用が得られます。
宿題・勉強への集中力UP!!
夏休みの宿題に夏期講習、受験に向けた勉強に励まれるお子様のスイッチをONにするアイテムを作ってみませんか?
猛暑による不快な環境下で作業を続けると、集中力やパフォーマンスが低下しているなと感じることがありますよね。
頭をすっきりさせ、眠気を覚まし、集中力やエネルギーを引き出すブレンドをご紹介します。
~集中力アップのためのスイッチオンスプレー~
精製水25ml、無水エタノール5mlにレモン・ローズマリー・ペパーミント・サイプレス・ユーカリなど、お好みの香りの精油を合わせて12滴を、スプレー容器に入れてよく振って混ぜれば出来上がり。
(旅行用の小分けスプレー容器は、アルコール不可の場合があるので注意が必要です。容器はアロマショップやサイトで取り扱いがあります。)
勉強部屋や空間にルームスプレーとして使用してください!脳への程よい刺激が得られると思います。
暑さによる疲れを蓄積させないためにも、こまめにリフレッシュタイムを作りましょう。
いかがでしたでしょうか。どのアイテムもママやパパが直接肌に塗ってあげたり
一緒に入浴したりしてお子さんとのスキンシップが取れると、より幸福感が得られるはずです。ぜひ試してみてくださいね。
使用の際の注意点
精油については、間違った使い方をすると危険な場合もあります。使用に当たっては商品等に記載されている注意事項を守って安全に使いましょう。
また、3歳未満の乳児・幼児には、芳香浴法以外は行わないようにしましょう。3歳以上の子供でも、精油の使用量は、成人の使用量の10 分の1程度から始め、多くても2分の1の程度とし、使用にあたっては十分に注意を払いましょう。
【筆者】大川優子
グルメサロン主宰 /メディカルアロマアドバイザー
【参考】
安全に楽しむために(公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ))
※AEAJは内閣府に公益認定された、アロマテラピー関連で唯一の公益法人
https://www.aromakankyo.or.jp/basics/safety/
厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』eJIM
https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c02/15.html
東京都福祉保健局 こころの健康を保つためには
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kensui/kokoro/tamotsu.html