子育て中の皆さんも、日々の暮らしの中でたくさんのプラスチック製品をお使いですよね。
子供が大好きなおもちゃやお菓子の袋等も、その多くがプラスチック製。でも、自然分解されないことから、海洋汚染の一因になると問題視されていることはご存知ですか?
毎年5月30日は「ご(5)み(3)ゼロ(0)」の語呂合わせから「ごみゼロの日」に定められています。この機会に、プラスチックごみを減らすための取組を始めてはいかがでしょうか。
「3R+Renewable」を合言葉に
これまで、ごみを減らすために「3R(スリーアール)」というキーワードが、長く使われてきました。3Rとは、「Reduce/リデュース(削減=ごみを減らすこと)」、「Reuse/リユース(再利用=繰り返し使うこと)」、「Recycle/リサイクル(再生=資源として再生利用すること)」の総称です。
最近では、これに「再生可能な資源に替えること」を意味する「Renewable/リニューアブル」を付け加えた「3R+Renewable」という言葉を新たに耳にするようになりました。例えば、レジ袋の素材を石油由来のプラスチックから、植物由来のバイオマス素材に切り替えることも、「Renewable」に当たります。
身近なものに目を向けましょう
今年4月1日には「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(略称:プラスチック資源循環法)」が施行されました。無償で提供される使い捨てプラスチック製品(スプーン、フォーク、ストローなど)を減らすための企業の取り組みを、ニュース等で見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?これは、プラスチックについても「3R+Renewable」の考えにならって資源の循環を目指していく新法です。
そこで、家庭でも簡単にできる「3R+Renewable」の取り組みを考えてみましょう。
・レジ袋をマイバッグに、ペットボトルをマイボトル(水筒・タンブラー)に、割り箸をマイ箸に持ち替える
・マイスプーン・マイフォークを持ち、使い捨てのプラスチック製品を断る
・食品用ラップから、繰り返し使えるシリコン製ラップなどに替える
・環境配慮型の商品、エコな簡易包装を選ぶ
・新品でなくてもよいものはフリーマーケットやリサイクルショップでも探す
・清掃活動等に参加して、ごみの量を実感する
こんなふうに普段の生活のなかで、少しずつプラスチックごみを減らす取り組みを積み重ねていけば、小さな一歩が大きな成果につながっていきます。持続可能な社会に向けて、お子さんと一緒に身近なことから取り組んでみませんか?
参考
環境省 プラスチック資源循環
hhttps://plastic-circulation.env.go.jp/
東京都環境局 プラスチックの持続可能な利用について
https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/resource/recycle/single_use_plastics/index.html