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教えて!
子育てプチ情報

2022/04/22

子育てブログ

4月 お子さんの「人との関わり」をスムーズにするコツって?

春は出会いの多い季節。これまでよりさらにたくさんのお友達や大人と接することになるお子さんも多いのではないでしょうか?

今回は、子供が周囲の人としっかりお付き合いできるようになるためのコツをご紹介します。

勉強姿

さまざまな「経験」をすることが大事

人間関係においては、コミュニケーション能力が大事になりますが、その上では、その時伝えたい思いを的確に表現する「言葉を生み出す力」が重要になります。その力は、さまざまな経験の中で培われていきます。子供は、生まれてきてから色々な人とつながり、自分の気持ちを言葉で伝える経験を重ねることによって、より周りの仲間や大人たちとスムーズにやりとりができるようになっていくのです。

遊びの「経験」から学びましょう

幼児期には、遊びを通して様々なことを経験できます。例えば、ごっこ遊びなら、友達同士で様々なことを想像し、話し合うことを。鬼ごっこやボール遊びなどでは、ルールの範囲内で作戦や体の動かし方を考え、自然に友達と勝負のかけひきをします。そのような遊びに夢中になればなるほど、子供は頑張るもの。でも頑張っている子供同士で、時にはぶつかり合うこともあります。これは、ぐっとこらえることの大切さを知るきっかけにもなるでしょう。


このように子供は遊びを通して友達との協力や競争、我慢を経験することで、周囲の人との関わり方を学んでいきます。友達を思いやり、自分の主張したい気持ちをコントロールできるようになれば、友達と良好な関係を築くことができるようになっていきます。

地域社会に参加することも、大切な「経験」です

最近では、幼稚園や保育園でも、年齢が異なる子供同士や地域の方と交流する催しを取り入れていますね。そのような機会と合わせて、ご家庭でもお子さんの「経験」を広げてあげることができます。

例えば、普段の買い物でも、店員やご近所の方と会話をすることもあると思います。また、コロナ禍で制限のある中ですが、子供会やお祭りなどの地域行事に参加したり、児童館やスポーツクラブへ行ったりする機会もあると思います。そうしたときに、地域の方など馴染みのない人々と親が親しく接している姿を見て育つことは、子供にとって貴重な経験となります。


子供は、知らない大人には人見知りをしがちです。親御さんと一緒になってあいさつや自分の名前を言えるように教えてあげながら、何気ない日常のなかで大切な「経験」をさせてあげましょう。

子供と階段

言葉の発達を促しましょう

人とのつながりをもつには、子供自身の言葉で伝え合うことが大切です。そのために親御さんは、次のようなことを意識してお子さんの話に耳をかたむけてみましょう。

(1) 自分の思っていることを話せているか?

(2) 人の話を聞けているか?

(3) 言葉のキャッチボールができているか?

(4) 表情やしぐさがコミュニケーションに活かされているか?



遊びや地域社会での「経験」を得て、「言葉で伝える習慣」を身に着けることが、とても大事です。

お子さんの人との関わり方が心配な親御さんは、今回ご紹介したことを意識しながら、お子さんと過ごしてみてはいかがでしょうか? 



参考

東京都生涯学習情報

https://www.syougai.metro.tokyo.lg.jp/sesaku/advice/list/oshiete041.html