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子育てプチ情報

2022/03/22

子育てブログ食事

3月 これからが旬の「たけのこ」で春を感じてみましょう!

春は、旬の野菜や山菜が特に豊富な季節。スーパーでも、冬には見かけなかった食材が並び始めているのではないでしょうか。
ところで、旬の食べ物は、味がよいだけではなく栄養価がとても高いことを、皆さんはご存じでしょうか。育ち盛りのお子さんにも、栄養たっぷりの春の味覚を美味しく味わってもらいたいですよね。
今回は、春に旬を迎える「たけのこ」についてご紹介します。

春野菜

たけのこの魅力って?

しゃきしゃきとした歯ごたえと食欲をそそる風味は、たけのこならではのもの。煮たり、焼いたりと、様々な料理として味わえます。
たけのこは食物繊維が豊富で、腸内環境を整えたり、コレステロールの吸収を抑える働きがあります。また、塩分の排出を促すカリウムを多く含むなど、動脈硬化や高血圧の予防にも期待できるといわれています。


生のたけのこは春だけのお楽しみ

たけのこの水煮パックなどは1年中店頭に並んでいますが、皮付きの生のたけのこは、春の短い間しか手に入りません。竹はとても成長が早いので、若芽であるたけのこが採れる時季は限られているためです。まさに今が旬の食材である生のたけのこの茹でたては、食感が抜群。甘みもたっぷりです。これからの時期、皮付きの生のたけのこを選んでお料理してみてはいかがですか。 


たけのこ

美味しいたけのこの選び方

・穂先は緑色を避け、黄色っぽいものがベター
穂先が土から頭を出すと光合成のため緑色に変わり、えぐみが増していきます。黄みがかったクリーム色は、地中にあるうちに採れた美味しい状態のサインです。


・根元の切り口は白くみずみずしいものを
収穫から時間が経つと、水分が抜け茶色に変色してしまいます。


・皮全体がなるべく薄茶色のものを選びましょう
皮の色が黒っぽかったり、緑がかったりしているものは、日光を長く浴びているのでアクやえぐみを多く含んでいます。


生のたけのこは下ごしらえが必要です

生のたけのこは傷みやすいので、買ってきたその日のうちにアク抜きの下処理をしましょう。
1.流水で土を落とし外の皮を2、3枚はがします。全部むいてはいけません。
2.穂先を3cmほど切り落とし、たけのこを穂先から根元まで半分に切ります。
3.鍋に水を半分ほど満たし、たけのこを入れます。たけのこがかぶる程度に水を加減してから、米ぬかか米の一番とぎ汁を入れてください。
4.たけのこの切り口を下に向けて落とし蓋をして加熱。中火で30分ほど茹でます。
5.竹串で刺してスッと入ったら茹であがり。常温で4~5時間冷まします。冷ましている間にアクが抜けていきます。アクが抜けたら、水にさらして付着している米ぬかを洗い流してください。
6.皮は左右に開くと上手にむけます。茹でたたけのこは水を張った容器に入れて、冷蔵庫で保存してください。2日おきに水を換えれば1週間くらい保存できます。


色んな料理で旬のたけのこを味わいましょう

下ごしらえが終われば、あとは料理をするだけ。たけのこは色んな料理に使えます。たけのこの煮物や炒め物、たけのこご飯などに挑戦してはいかがでしょうか?
農林水産省では、ホームページで、下処理の方法や料理のつくり方を紹介しています。また、クックパッド「農林水産省キッチン」でも様々なレシピを掲載中です。ぜひチェックしてみてくださいね!(※詳細は下欄URL参照)

たけのこ料理

春の訪れを感じさせてくれるたけのこ。家族で美味しくいただきながら、お子さんに旬の食材の大切さを伝えるのもよいかもしれませんね。



参考
農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2103/spe1_02.html
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomo_navi/learn/seasons1.html
クックパッド 農林水産省のキッチン
https://cookpad.com/recipe/list/11469357?utf8=%E2%9C%93&keyword=%E3%81%9F%E3%81%91%E3%81%AE%E3%81%93