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子育てプチ情報

2022/03/11

子育てブログ事故

3月 子供服は安全性を考えて選びましょう!

最近はかわいくて、着心地のよい子供服が、たくさんお店に並んでいますよね。
ところで皆さんは、子供服を選ぶとき、どんなところを重視していますか?
子供服を選ぶ際は、デザインや機能性のほかに、安全性もよく考えて選ぶ必要があります。今回のコラムでは、安全面から子供服を選ぶポイントをご紹介します。

子供の服

着ている服が事故の原因に?

子供は普段から色んなことをして遊んでいますよね。特に活発なお子さんは、親御さんでも想像できないような行動をとることも。
実は、服に付いているひもやベルト、フードなど服の一部が、遊具や家具、ドアノブなどにひっかかって転んだり、ケガをしたりする事故が起きていることはご存じですか。平成18年(2006年)に東京都が行った調査によると、着ている衣服が原因で子供がケガをした・危ない目に遭った・ヒヤリとした経験がある保護者は、全体の8割近くにものぼっています。実際に、衣服が原因で子供がケガをしてしまったという人は6人に1人、ケガはなかったが危険な目に遭った経験のある人は5人に3人の割合でいたそうです。


~衣服が関係した事故の例~
首回りのひも
・滑り台のわくにひっかかった
・ブランコの鎖に引っかかって、降りるときに転倒した


ウエストや腰回りのひも
・上着のひもが自転車の車輪に巻き込まれた
・長いひもを自分で踏んだ
・スクールバスのドアに挟まれた


ズボンのすそのひも
・電車のドアに挟まれた
・エスカレーターに挟まり転倒した


フード
・家のドアノブに引っかかり、首が絞まった
・引っ張り合って転倒した


これまで日本では死亡事故は報告されていませんが、十分な注意が必要ですね。

安心できる服選びのポイント

お子さんの服を選ぶ際には、色やデザイン、着心地、脱ぎ着のしやすさなどのほかに、安全性についても十分に考える必要があります。そのためには、お子さんが普段からどんなふうに遊んでいるのかを想像してみましょう。
例えば公園で、遊具によじ登ったり、駆け下りたりする姿を思い浮かべてみてはいかがでしょうか?フードが大きすぎたり、ひもが長すぎると、どのような危険があるかを予測して、安心できる服を選ぶようにすることが大切です。
サイズにも注意して、体に合ったものを着せることも大事なポイントのひとつですよ!

子供服選び

既に持っている服はどうすればいい?

安全面を意識する前から持っている服やいただいた古着などは、万全でないこともあります。不安な場合は、次のような工夫をしてみましょう。
・ひもを抜くか切って短くする。
・ひもを適度な長さで衣服に縫いつけ、周囲の突起物などにひっかかりにくいようにする。
・ポンポンがあれば切り取る。固定させる。
・子供の体格に合っているか再確認する(サイズが大き過ぎると、周囲の突起物にひっかかったり、裾を踏んでしまったりするため)。
・状況に合った服を着せる(子供が激しく動くことが予想される場合は、あらかじめひもやフードなどがひっかかる可能性のある服を避けるなど)。

子供服向け「JIS」の安全基準

子供服のひもに起因する事故を防ぐため、子供服のひもの安全基準に関する「JIS L4129(よいふく)」が制定されています。JISとは日本工業規格のことで、消費者が安心して製品を利用できるようにするための、国内の統一的な基準のことです。


~JIS L4129で定められた安全基準の例~(13歳未満が着用する子供服が対象)
・頭や首回りから垂れ下がるひもはつけられません
・背中から出るひもはつけられません
・丈の長い上着やズボンの裾など、股より下に裾がある場合、垂れ下がったひもをつけることはできません


このほか、年齢やひもの場所に応じて長さの基準などが決められています。

JISには強制力はないものの、メーカー各社が共通の安全基準に基づいて子供服づくりにあたってくれることは、とても安心感がありますね。
とはいえ、最終的にお子さんの服を選ぶのは親御さん自身です。安心できる服選びのポイントを意識して子供服を選ぶようにしましょう。



参考
政府広報オンライン
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201608/2.html
経済産業省【パンフレット「その服「カワイイ」だけで選んでませんか?」】
https://www.meti.go.jp/policy/economy/hyojun-kijun/keihatsu/kodomofuku/pdf/kodomofukupanhuretto.pdf